中小企業をサポートし、地域の活性化へ-
香川県信用保証協会

信用保証制度を通して、中小企業の方の資金の円滑化を図ることを一番の目的としています。

中小企業経営者が事業に必要な資金を金融機関から借り入れる際に、我々が公的な立場となって保証人になります。そして金融円滑化を促しています。

中小企業様からの信用保証の申し込みに対して審査する必要があり、一日の仕事内容は事務所内で審査業務が多いです。決算書をみて財務分析をし、必要ならばお客さんを訪問して、店舗の立地、社長のビジョンや考え方、従業員の教育が出来ているかなどを含めて審査します。

研修制度、OJT、通信教育などで、専門知識を学ぶことが出来ます。

全国に保証協会は51協会あり、全国の職員が東京に集まって3、4日研修を行います。

例えば、保証部門の若手の職員向けに、決算書の見方や財務分析、回収の知識を学ぶことが出来る研修があります。

また、階層別に、コミュニケーション能力などの一般的な知識を学ぶことも出来ます。これはお客様と直接お話をして返済計画を立てる際に重要なスキルです。

通信教育である程度勉強をしてから研修に行くため、スムーズに知識を得ることが出来ます。

昨年はとても忙しかったです。民間の金融機関を利用した新型コロナウイルス感染症対応資金制度が始まりました。コロナの影響を受けている中小企業をサポートするというものです。

通常はお客様から保証料をいただきますが、国が全額負担してくれる特別な制度で、申し込みが沢山ありました。１年間で香川県信用保証協会が保証した金額は、2500億円で前の年に比べて680％、約7倍となりました。

我々は大規模な経済危機が起きた時に、中小企業様のセーフティーネットになるという役割があるため、景気が悪くなった時に一番忙しくなります。中小企業は大企業に比べて体力がなく、売り上げの減少がすぐに経営に影響を与えるため、国が支援する必要がありました。全部署で保証審査などを行い、その１年間はバタバタしていました。

小さな組織で、事務所も一つだけなので、顔も名前も人柄もお互いに分かっていますし、仲が良いと思います。年齢関係なく、たくさん話します。会社の補助でサークル活動も盛んに行なわれています。

スノボ、サップ、釣り、キャンプ、水泳など様々なものがあります。僕はゴルフとバドミントンのサークルに入っています。

それから、四国4県の保証協会とのつながりがあるので、昨年と今年は中止となりましたが、毎年四国4県で野球大会をしています。

中小企業を支援できているということに非常にやりがいを感じています。

香川県内にある中小企業の約11,000社に弊社を利用していただいているので、まちを歩いている時に自分の担当の会社やお店を見かけると嬉しい気持ちになります。

また、創業時から関わりがあるお客様のお店が実際にオープンした際に、「ありがとう」と言っていただけた時は、この仕事をやっていてよかったと感じました。

地域の中小企業を応援して、地域を活性化していこうという仕事なので、そこにやりがいを持っていただける方にはとても魅力的な会社だと思います。

また、残業時間が少ないのでプライベートの時間が取れるところも魅力です。社内の雰囲気も良く、相談もしやすいため、とてもいい環境で働くことが出来ています。

会社としては、コロナ禍で影響を受けた中小企業の経営の立て直しの支援に力を入れていきたいと思っています。

個人の目標としては、採用活動や資金運用など、今年から担当をすることになった仕事もありますので、それらをしっかりとこなしていけるようにしたいと考えています。

香川県の中小企業を支援していくことで、中小企業が力をつけていったり、元気になったりすると、香川県が元気になっていくと思います。

香川県が元気になることで、経済の活性化にもつながると思いますので、そのようにして貢献出来たらいいなと思っています。

学生のうちに色々経験していくことが大事だと思います。

特にインターンシップなどは、興味のないところであったとしても積極的にたくさん受けてみるのがいいと思います。新しい発見もたくさんあると思うので、そういう機会を大切にしていただきたいです。