今回は、パッケージへの印刷事業を核に剥離紙・フィルム事業と多岐にわたる事業を展開している株式会社フジコーについて紹介するよ!
今回は総務部総務企画グループの N さんがインタビューを受けてくれたよ!
事業内容を教えてください。
パッケージ事業・剥離フィルム事業・転写印刷事業・撥水・撥油紙事業の 4 つを主に行っています。
印刷というと、紙への印刷をイメージされる方も多いと思いますが、それだけではなく、主にポリエチレンやポリプロピレンなどのフィルムへの印刷を行っています。
また、デザインの印刷だけではなく、例えば粘着シートに使われる剥離フィルムのような、フィルムに機能を与える印刷もしています。
印刷と一口に言っても様々な種類がありますね!
入社までの経緯を教えてください。
もともとは大学を卒業後、法律事務所の事務員をしていました。
将来のことも考え、香川県で転勤のない職を探していたところフジコーを見つけました。
募集されていたのは営業職でしたが、役員面接のときに、法律の知識を活かせる総務で働くことを提言されまして、現在の役職についています。
思い切った転職ですね!法律の知識は働く上で大切です!
入社後の研修について教えてください。
中途採用の場合は、入社後まずは座学で社会人としての基礎を身につけてもらいます。
また、うちで一番大切にしている安全について過去の例を取り上げて、気を付けるべきことを学んでもらいます。その後、現場で OJT 研修を行います。
新卒の方には一週間の教育期間を設けています。その期間で、まずは社会人としてのいろはを身に付け、また工場見学を行ったり、共同作業を通して仲間とチームワークをとる大切さを学んだりしてもらいます。
その後、各配属先で OJT 研修を行っています。
実際に OJT に入る前に様々知識を身に付けることができるのですね!
仲間とのコミュニケーションも大切です!
社内の雰囲気はどのような感じですか 。
風通しがよく、お互いにコミュニケーションをとることを欠かさないようにしています。
部門間で常にやり取りをしておかないと、お互いの認識がずれて納期が間に合わなかったり、違うものができたりしてしまうので、声掛けは大切にしています。
また、チャレンジする人を褒めて、面白いこと、改善できることに関してはどんどん声を上げるといった社風があります。
声掛けをすれば、会社の士気も高まりますね!
求める人材について教えてください。
自分の意思で行動できる人がいいですね。
周りの意見に従うのではなく、自分の意思で動いてそれを表現できる人はチャレンジもたくさんして、どんどん会社を伸ばしてくれると思います。
周りに流されない強い意志を持ちたいです!
どのような困難がありましたか。
不器用で折り紙とかもきっちり合わせることが出来ず、そのずれもあまり気になりませんでした。
しかし、製造現場では少しのずれも許されないので、その感覚で製品を作ると大変なことになりますよね。
それで向いていないなと思いましたが、親切丁寧に上司が指導してくれて、段々とできるようになっていきました。
最初は誰だってうまくいかないので、それぞれの成長スピードに合わせて根気よく指導しています。
成長スピードに合わせて指導してくれる環境はとても素敵ですね!
働くうえで大切にしていることはなんですか。
安全第一、品質第二、第三生産効率という考え方で、何よりも命、体、心を優先しています。
命や体に関わることは口酸っぱく指導していますし、悩みを抱え込まないようになんでも相談室を設けて心のケアもできる環境を整えています。
社員が心身ともに健康に働ける環境が整えられているのですね!
競合他社とのどのような差別化をされていますか。
まず、開発で新規に繰り込んでいくことが強みですね。印刷を応用して、様々な領域に手を伸ばしています。
次に、何より品質が高いことです。不良品が出ると返品や返金が必要になり、納期が大幅に遅れてしまうなどの大きなリスクがあります。そのため、クレームなく、高品質のものを提供するようにしています。
万が一、不良品が出た場合も、すぐに対応し、再発の防止を徹底するという真摯な姿勢により、お客様に信頼していただけています。
様々な領域に手を伸ばして、独自の技術を生み出しているのですね!
今後の業界の展望について教えてください。
SDGs への取り組みが必要不可欠だと考えています。
脱炭素社会の実現が言われていますが、フィルムに使うポリエチレンやポリプロピレンなどは石油が必ず関わってきます。
フジコーでは、CO2 排出量削減・廃棄物削減・汚染・有害物質の排出削減という 3 つの環境目標を宣言しており、「ISO14001」という環境に対する国際標準規格を取るに至りました。
お客様と相談してフィルム以外の素材でパッケージを作成したり、環境や体に優しいインクを研究したりしています。
これだけにとどまらず、時代の最先端をいく技術に印刷を応用して技術提供をできないかという視点を持っているので、時代に合わせて環境対策も変化をさせています。
環境に配慮した取り組みを積極的に行っているのですね。
時代に合わせて対策も変化させるのは大切なことですね!
香川県で就職を考えている学生に一言お願いします。
今後、香川県内でフジコーの工場が増え、人の日常生活のさらに身近な存在に変わっていくでしょう。
メインを華々しくというわけではありませんが、陰の立役者として人知れず頑張ることをかっこいいと思ってくれる方、すごいなと思ってくれる方はぜひフジコーの門を叩いていただきたいです。
陰の立役者も生活には欠かせない重要な役割ですね!
以上でインタビューを終了させて頂きます。
独自の技術を多数持っており、社員のことをとても大切にしている会社だということがわかりました。
また、地域に根差した会社であり、SDGs への取り組みも積極的に行っていることを知ることが出来ました。
株式会社フジコーの N さん、本日はお忙しい中、長時間にわたりご協力頂きありがとうございました。
社名 | 株式会社フジコー |
所在地 | 〒763-0092 香川県丸亀市川西町南甲284番地2 |
設立 | 1974(昭和49)年2月 |
資本金 | 3,000万円 |
URL | http://www.fujiko.jp/index.html |