香川県の企業、お店、人々を元気にしていく-ナイスタウン出版株式会社

今回は香川県の町や人を紹介している情報誌を発行している株式会社ナイスタウンを取材したよ。専務取締役のYさんと入社5年目の編集部・Kさん、入社1年目の営業部・Iさんにお話を伺ったよ。

働いている人の一日のスケジュールについて教えてください。

専務取締役:Yさん
専務取締役:Yさん

実は一日のスケジュールは全然決まってないんだよ(笑)。例えば、一日中取材先や営業先に出向いている日もあれば、一日中社内で原稿を書く日もあるから一概には言えないなあ。入社1年目の新人はスケジュールを自分で決めないけど、それ以外の人は自分でスケジュールを決めているね。誌面の作り方としては、①企画会議(特集やカテゴリーの立案)、②取材リストの作成、③アポ入れ&取材という流れを踏みます。誌面レイアウトの草案は取材前にほぼ出来ているけど、取材をしながら調整・変更を加えて、実際の誌面に落とし込んでいく。今は、Webの需要も高まっているので、様々なWeb展開や動画サービスも考えているよ。

お客様に合わせてその日のスケジュールが決まるから臨機応変に対応しないといけないんだね。レイアウトは全部終わってからじゃなくて話を聞きながら作っているというのは驚きでした!

社員数や中途採用の年齢について教えてください。

専務取締役:Yさん
専務取締役:Yさん

現在は正社員が19名です。今年は4名採用したけど、普段は1〜2名くらいで、多くても3名。中途採用はHP上では30歳ぐらいまでが望ましいと書いているがあくまで一つの目安。実際は30歳以上の人も働いているし、採用をしたこともあるが、20代後半くらいの人が来てほしいというところがあるなぁ。決して30歳以上の人は来てほしくないということではないけどね。20代後半の人に来てほしい理由としては、単純に職場内にその世代の人が多いからだね。

約20人で取材や編集をやりくりしているんですね!思ったより少なくてびっくりしました!中途採用についての文面にはそのような意図があったんですね!

働いてから気づいたこと・ギャップはありますか?

営業:Iさん
営業:Iさん

「月刊ナイスタウン」は、全国のタウン情報誌の中でも広告掲載量が多いんです。“出版社”という認識の中で、ここまで営業に力を入れているとは思わなくて驚きました。

出版社としてやっていくためにはそれまでに私たちからは見えない努力があってこそなんですね!そのために営業に力を入れていると考えるとやっぱり大事な業務の一つなんだなぁ。

競合会社に対して当社はどうしていますか?

専務取締役:Yさん
専務取締役:Yさん

話の根本から外れてしまうかもしれないけど大手とは競合しないことだね。大手と競合するよりも地方性を活かして、大手がしないようなこと・できないことをするというのを大切にしているよ。同じローカル誌と比べると、まず読者層が違う。女性や若年層をターゲットにしているのに対して、うちは全世代がターゲット。競合会社を全く意識していないわけではないけど、そこに力を入れるよりも、Webサービスや動画サービスなどの新しいコンテンツを生み出すことで差別化を図っていきたいなと思っているよ。

競合を意識するというよりは独自のやり方で生きていくという考え方なんですね!ナイスタウンさんは地元のタウン誌だから思い入れもやっぱり違うだろうし、地元愛があるからこそ書ける記事もあるから他社とは違う魅力を出すことができるんだなぁ。

ナイスタウンの成長戦略について教えてください。

専務取締役:Yさん
専務取締役:Yさん

今日話した通り、新しいカタチでの情報発信(Webサービスや動画サービスなど)をするということだね。現在の状況では難しいが、オフラインのイベントが復活したら、スポーツイベントなども視野に入れたいと考えている。また、ナイスタウンとつながりのあるお客様との関係を活かし、それを新しいカタチにして発信していきたいと思っているよ。

人と人が触れ合うという当たり前のことができない状態を、みんなつらいと感じていると思います。だからこそ、今までにない方法で人と人をつなげる情報発信を展開していくんですね!

これから入社する人に求めることは?

専務取締役:Yさん
専務取締役:Yさん

まあ「前向きさ」くらいかな(笑)。いろんなことに挑戦していきたいと思っているから、好奇心が強くて億劫に感じることがない人がいいな!

記事を作るためにはいろんな発想がないといけないと思うから、色々なことに興味をもって前向きであることが必要なんですね!

仕事をやっていてうれしいときはありますか?

専務取締役:Yさん
専務取締役:Yさん

自分がやりたいことが形になってみんなに喜んでもらえたときだね。「あれいいね!」とか「お前のおかげで何とかなったわ!」とか言われた時はうれしいな。あと、楽しいところはいろんな人やいろんな業種の人に会えることかもしれない。

Kさんにとって仕事をしていて楽しいところは何ですか?

専務取締役:Yさん
専務取締役:Yさん

美味しい食べ物にいっぱい出会えるところとか?(笑)

編集:Kさん
編集:Kさん

それも確かにありますね・・・(笑)

専務取締役:Yさん
専務取締役:Yさん

取材先で美味しいものを食べさせてもらう機会が多いのはズルいわ(笑)

編集:Kさん
編集:Kさん

編集部の特権ですね(笑)。何よりも楽しいのは、いろんな人に会えることかな。記事を作るために取材するというのはもちろんだけど、取材した人の人生とか考え方に触れることで“自分もこうなりたいなぁ”と感じることができたり、新しいことを知る機会がたくさんあって、自分の人生を豊かにする勉強をさせてもらっています!

Yさんナイスですね~!自分がやったことが形に出るからモチベージョンになりやすいという一面はあるかもしれないですね!確かに普通の企業だと特定の業種の人としか会わないことが多いと思うけど出版社ではいろんな人に会えるというところはとても素敵な魅力だと思います!自分と違った生き方をしている人たちから直接お話を聞けるのはとても貴重なことだと思うからとてもおもしろそうだなあ。

学生時代にしていてよかったこと、したほうが良かったことはありますか?

営業:Iさん
営業:Iさん

やろうと思ったことはやった方がいいですね。勉強とかでもそうだし、社会で活きるかどうかはわからないけど、「やった」ことによる経験が大事だと思います。

専務取締役:Yさん
専務取締役:Yさん

遊びにしてもそうだしなぁ。学生時代にモテんかったから社会人になってから遊びだす奴もいるし(笑)。

御社にも・・・?

専務取締役:Yさん
専務取締役:Yさん

ウチにはいない!!

ナイスなやり取りですね~!やっぱり若いうちは失敗してもやり直せるチャンスがあるからたくさん挑戦することが大事なんですね!

事業を通して、どう香川に貢献したいと考えていますか?

専務取締役:Yさん
専務取締役:Yさん

ナイスタウンにかかわる会社やお店が繁栄することが最大の目的だね。香川県に住んでいる人の生活が豊かになればいいなと思う。それは難しいことだけどひとつのお手伝いだと思ってるね。

素敵な言葉ありがとうございます。確かに香川県のみんなの生活を豊かにすることはとても難しいことだと思いますが、それは香川県全体の情報を発信できるナイスタウンさんだからこそできることだと思います。


以上でインタビューを終了させていただきます。今回の取材ではYさんがとてもおもしろい方で、カットするのがもったいないくらい色んな面白い話を聞かせてくださいました。お話を聞く中で、出版社は特定の人だけではなく様々な人たちとかかわることで、その人たち一人一人の生きざまを見られる、とても面白い職業だなあと思いました!また、香川県のタウン誌ということもあって、地元ならではの記事を掲載することで、他にはない魅力を伝えていけるのが素敵だなと思いました。株式会社ナイスタウンの皆さま、本日はお忙しい中ご協力いただきましてありがとうございました!

社名ナイスタウン出版株式会社
本社所在地〒760-8513 香川県高松市栗林町1丁目12番27号
設立昭和51年4月8日
資本金1,200万円
URLhttps://www.nicetown.co.jp/