中小企業と連携して地域経済の発展に寄与する企業-高松商工会議所

商工会議所には大きく3つの取り組みがあります。まず1つ目は 経営支援で、経営相談・資金調達・人材育成・保険関係・福利厚生など、事業所様の様々な課題解決に取り組んでいます。2つ目は 地域振興で、地域経済産業の活性化と魅力ある街づくりを行っています。3つ目は 政策提言で、中小企業・小規模事業者の声を集めて広く社会に発信しています。

業務時間は８時30分から17時15分で、１時間昼休憩があります。8時過ぎに出社して8時30分の業務開始までにその日にすることについてスケジュール確認をします。8時30分から5分ほどの朝礼があり、その後はスケジュール通りの行動となります。今私が担当しているのは、月に一度発行している高松商工会議所の会報誌「インフォメーションたかまつ」の作成で、それが1日の中で大きな割合を占めます。終業が17時15分なので、それまでにその日にできなかったことと、翌日しなければならないことをミーティングで共有して業務終了です。

私は中途入社で高松商工会議所に3年ほど前に入社しました。前職は金融機関に5年半ほど勤務していました。しかし、結婚などもあって転勤のない企業で、地元の香川県で地に足を付け、地域経済に携わる仕事をしたいという想いから転職を決意し、前職の経験を経営支援などの形で活かせられると思い高松商工会議所に入社を決めました。

前職はノルマがあったのでそれが目標の一つでしたが、会議所ではノルマのようなものはないので、お客様のご相談に対して真摯に向き合い、会議所の様々な支援メニューを活かしながらお手伝いがうまくいき、お客様からの感謝のお言葉を頂いた際にやりがいを感じます。

社内に5つの課があるのですが、業務内での関わり以外にも昼休憩などで一緒にお昼を食べるなどの形で 社員同士の交流があります。また、会社全体での飲み会なども積極的に行っており、職員旅行なども計画しています。

ノルマがなく、それぞれの目標に対して、顧客本位の仕事がしやすいと思います。また、企業経営者と関わる機会も豊富にあり、常にポジティブな刺激があります。転勤もなく、カレンダー通りに休みがあり、残業も月間平均7時間程度です。残業は事前申告が必要で、だらだらと残業はできません。そういったところはメリハリをつけて仕事ができます。

お客様が絡むことはなるべく早く対応するようにしています。お客様は本業がありながら私たちとのやり取りをしてくださっているので、優先するよう心がけています。また、会報誌の作成では、お客様との関わりが多いので、お客様の意見を尊重しつつ、高松商工会議所としての軸をぶらさないように調整するようにしています。

Go To Eatやワクチンの職域接種の運営を行いました。コロナ禍でできなくなった事業もありますが、コロナ禍ならではの事業もあります。

小学校から高校まで続けていたサッカーはしていてよかったと思います。サッカーをしていて我慢強くなり、体力がつきました。もう一つは アルバイトです。スポーツジムでアルバイトをしていました。新しく来たお客様に施設の利用方法を説明していたのですが、自分の接客次第で今後も利用してもらえるかが変わるので、悩みを聞いて、その人に合った器具を紹介していました。この経験は今の仕事にも繋がっています。悩みを聞き、そのためにどうしたら良いのか考えるきっかけになりました。

「高松の街と企業と人を元気にしたい！」という熱意をもって一緒に働ける方を求めています。また、高松の発展のため、柔軟な発想とチャレンジ精神を持って取り組むことができる方、分け隔てなく誰とでもコミュニケーションをとれる方、臨機応変な対応ができる方と働きたいです。

中小企業・小規模事業者はITのツール導入とともに考え方の浸透も遅れているので、 IT導入活用支援にも注力していきたいです。また、香川県含めて地方は、人口減少や市場規模縮小が避けては通れず、それが地域の中小企業・小規模事業者がビジネスをする上でネックとなる可能性があります。そこで、より広いマーケット、ビジネスチャンスを獲得するには、香川県外へ販路拡大をすることが重要です。まずは、2025年大阪・関西万博のある関西圏、加えて東京、そして海外（特にアジア）といった 新たな市場への拡大挑戦に対する支援をしていきたいと考えています。さらに、会議所の部会や委員会などを活性化や、会員企業の声を政治や行政に働きかける発信力を強化していきます。

会議所の仕事が地域経済発展につながるものが多く、 私たちの仕事で高松市や高松の中小企業・小規模事業者の発展に少しでも役立ちたいです。