今回は、全国に本物のうどんの味を提供し、地域社会の発展にも貢献しているさぬき麺業について紹介するよ!今回は社長のKさんがインタビューを受けてくれたよ!早速魅力を聞いていこう!
さぬき麺業を継いだ経緯を教えてください。
昭和45年、大阪万博が開催され、その時にさぬき麺業から1人現地常駐者が必要でした。当時のさぬき麺業は事業が上手く行っておらず、先代のお父様から現地常駐を頼まれました。そこで、自分(当時大学4年生)が常駐者として大阪へ向かいました。大阪万博ではさぬき麺業のうどんが1日に約一万食も売れ、大ヒットしました。そしてさぬき麺業自体の経営も好調しました。大阪万博がきっかけで親の後を継ごうという 想いが強く生まれ、さぬき麵業を継ぐことにしました。
さぬき麺業の事業が上手くいった理由を教えてください。
お店の展開、お土産商品の販売という事業展開を広げたことでさぬき麺業が上手く行くようになりました。 従来は工場でうどんを作ることしか行っていなかったが、大阪万博でうどんが売れたことからお店を開業したらさぬき麵業がうまくいくと思いお店を展開しました。さらに、当時の日本は高度経済成長期で、高速道路がいたるところに開通されていました。高速道路があることで物の流通が生まれたため、お土産としてのうどん商品の販売という事業展開を広げました。
仕事をしていく上で困難だったことを教えてください。
お客さんに満足してもらい、自分自身も満足いくうどんを作ることが困難なことです。うどんという食べ物は原材料が小麦粉、水、塩しかありません。そのため、原材料がシンプルなだけに奥が深いです。天候によっても左右されるので試行錯誤を重ね、より良いものを消費者へ届けようと日々うどん作りに励んでいます。
会社を引き継いでから苦労したことは?
会社という組織全体を大きくしていく上で人を育てるというのが難しいです。根気強く指導することが重要だと考えております
社風を教えてください。
「愛」と「情」の2つを大切にしています。社員を教育することとうどんを作ることの両方に共通してこの2つを意識しています。そのために従業員が働きやすい環境を作り上げていくことが非常に大切であり、大事にしていることでもあります。
他の企業と比較した際の魅力を教えてください。
他のお店に負けないうどんを作りたいという中で、おいしいうどんを作るために研究を常日頃から重ねています。また、衛生面やサービスの良い接客にも気を配っています。そうすることにより、大勢のお客様から支持されるお店作りをすることができます。「おいしいうどん」と「サービス」、どちらが欠けてもいかずこれらは永遠のテーマです。
ここ5年間で働き方に変化はありましたか。また、ここ数年で新しく「ぱぱぱーん」というパン事業を始めたと伺いました。こちらはどういった背景で開始したのですか?
この3年間で売り上げは半減しました。製造・サービス業なのでリモート業務は行えず、割と変化は少なかったといえます。衛生面にはこれまで以上に気を遣うようになりました。パン事業「ぱぱぱーん」はコロナの中で持ち帰りが主流になり、夜にお客さんに来て頂けるかという心配から始めました。会社の売上を上げるためにも始めた側面があります。
仕事を通じて社会に貢献していきたい事を教えてください。
やはり香川県は‘’讃岐うどん’‘のイメージであり、人々にインパクトがあります。そういう意味で人様に恥ずかしくない様に、また迷惑を掛けない様に心掛けています。
今後のキャリアビジョンを教えてください。
今よりももっとおいしいうどんを提供していきたいです。また、環境やSDGといった時代の流れにも合わせていかなければなりません。健康に良い讃岐うどんや環境・自然に優しい讃岐うどんを意識していきたいです。
今後社会に出る学生に一言お願いします。
皆さんは若さという最大の武器を持っているので、目標に向かって全力で邁進してほしいです。
以上でインタビューを終わらせていただきます。お話をさせて頂いて、うどんに対して強いこだわりを持って私たちに提供されていると知りました。また、従業員にとって働きやすい環境を重視されている点を魅力的に感じました。さぬき麵業株式会社のKさん、本日はお忙しい中、長時間にわたりご協力ありがとうございました。
社名 さぬき麺業株式会社 | |
所在地 香川県高松市松並町933-1 | |
設立 1926(大正15)年「香川屋」創業 1964(昭和39)年2月「さぬき麺業」設立 | |
資本金 3,060万円 | |
URL 手打免許 さぬき麺業 (sanukiudon.co.jp) |